子育て専門家の頭の中

療育の専門家です。こどものこと、発達障害、知的障害、肢体不自由のこと、ときどきスピリチュアルについて日々の気づきを書きます。読んだ方のお役に少しでも立てたら幸いです。

先生 教師の 保護者の見方 意外!先生は親のこんなところを見ている。先生との付き合い方、関係の持ち方

  こんにちは。学校の先生です。今日は、担任の先生が親、保護者のどの部分を見ているかについて書いていきたいと思います。

 なかなか普段の生活では、聞けない内輪ネタになると思いますし、なるほど、と思う部分も多いかと思います。

 最初にご注意いただきたいのは、先生は保護者を良い、悪い、好き、嫌いを判断するのにこの視点を使っているのではないことをご理解ください。

 保護者のこんな部分をこんな風に見ているんだ・見られているんだな、と思ったり、自分の性格や生活スタイルが、こんなところに反映されるんだ、という気付きにつながったりしたら良いのではないかと思います。

 担任の先生と良い関係を築くための参考になれば幸いです。

 

 先生が見ているところ

 1 字!

  先生は、保護者、親の字の書き方をよーく見ています。経験を積んだ先生ほどよく見ていると思います。

  なぜならば、字で、書いた人の人となりをある程度想像できるからです。

  私は、こんな感じで保護者を見ています。若干主観も入りますのでご注意を。

 

  ・筆圧が高くなく、さらさらと、ささっと文字を書く保護者

   あっさりタイプ、少しおおざっぱ、よい塩梅で人と付き合うことができる

 

  ・丁寧できれいな字

   真面目、几帳面、提出物の遅れがなさそう

 

  ・小さくて細かい字

   繊細、伝えたいことが多い、人に気を遣うタイプ

   女性的(話をたくさん聞いてもらえると満足する)

 

  ・字がつたない(小学生低学年が書くような字)

   読み書き等、知的な部分での遅れがあるかもしれない

  

  ・筆圧が高く、カクカクした字

   考え方や思考にクセがある

 

 学校の先生は、保護者の字をみながら、何となく保護者の人となりを想像しています。

 保護者の字によって、好かれたり嫌われたりすることはないのでご安心ください(o^―^o)ニコ

 

 2 提出物の早さ

 お知らせのプリントを配布した時にどのタイミングで提出物が返ってくるのか。先生はなんとなく把握しています。すぐに提出物が返ってくる保護者もいれば、提出期限ぎりぎりに返す保護者、期限を過ぎる保護者、提出を忘れる保護者、いろんな保護者がいます。○○さんの保護者はいつも返ってくるのが早いなー、〇〇さんの保護者は今回も提出しないなーと思っています。こちらは提出期限内であればいつ提出しても問題ないです。

 しかし、毎回提出期限を守らなかったり、そもそも提出することを忘れていたりすることがあまりに多いと、学校は親の養育態度を心配します。子供に関心がないのか、ネグレクトは入っていないか、親が発達障害かもしれない、などです。

 こちらの記事を見る方はどちらかというとお子さんの教育に熱心な方が多いと思うので大丈夫だと思いますが、社会人として、提出期限は守りましょうね♪

 

 3 こどもの着る服

 こどもの着ている服を先生はよく見ています。

 特にプロとして見ている部分は、こぎれいな服装であるかどうかです。

 ・サイズの小さい服をずっと着ている。

 ・穴が開いたり、襟が擦り切れている服を着ている。

 ・毛玉がついている。

 ・昨日と同じ服を着ている。

 ・たばこのにおいがプンプンする。 

 ・靴に穴が開いている。

 こんな時は、こどもの養育環境を心配します。

 

 ・ブランド物の服を着ている

 ・お下がりが多い

 ・ユニクロばかり・・・

 そんな子供もいるかもしれませんが、なんとなく親御さんの趣味や経済状況を想像している程度なので大丈夫です。ただ、想像はしています。

 先生が注意をしてみているのは、先に書いた服装の子どもです。

 

 ちょっとだけ注意

 そもそも学校の先生になる人は真面目な性格の人が多いです。

 真面目な人が苦手なのは、派手、元ヤンだったりします。

 ・子供の髪の毛をカラーリングしている(金髪とか)

 ・アニマル柄の服ばかり

 ・十数万円の服で毎日決めてくる

ミキハウスやラルフローレン、バーバリーを超えて、Gucciのchildrenとか、シャネルを毎日着せる親には引きます)

 なんて子供の親に対しては、どうしても緊張感を学校の先生は持ってしまいがちなことも意識の隅にいれてくださればと思います。

 個人的に元ヤンママ、パパは気さくで話しやすくて好きです。何かトラブルが起きても、解決してしまえば、あっさり元の良好な関係に戻れることが多いです。

 

 4 給食の食べ方

 家庭での教育がしっかりなされているかどうかが、はっきりとわかるのが給食を食べているときのマナーです。

 ・箸の持ち方

 ・お椀も持ち方

 ・好き嫌いはあるか

 箸も持ち方が上手にできない、そもそもお椀をもって食べない、お椀の持ち方が変!

 こんな子供が最近多くなりました。なかなか学校では指導が行き届かない部分なので、普段の家庭での過ごし方が食べ方で表れます。

 食事のマナーに関しては最低限身に着けていないと、社会人になって、損をしてしまうことが多いです。例えば、子供の婚約者の箸の持ち方が変だったり、お椀をしっかり持てないと、その後の結婚生活に不安を持ちますよね。

 家庭で、できうる限りのマナーを身に着けさせた方が良いと思います♪

 

 5 こどもの言葉遣い

 普段こどもの周りでどんな言葉が飛び交っているのか、こどもが使う言葉からそれがわかります。

 「てめえ」「うっせー」なんて話す子供もいれば

 「おトイレ」「お洗濯」と「お」がつく言葉を話す子供もいます。

 先生の前で、親御さんがどんな丁寧な言葉を使っていても、子供の普段の話し方からどんな会話をしているのかがわかってしまったりします。

 

以上が、学校の先生がよく見ているところです。

 

基本的に先生は保護者の人となりを慮るだけで、良い、悪い、好き、嫌いと判断しているわけではありません。

 

自分の思考やライフスタイルいろいろ映してしまう子供は親の鏡です。

子供にどんな人間になってほしいのか、

どんな生き方をしてほしいのか定まっているのなら

親の生き方から変えていく必要がありそうですね。

 

それでは、 

皆様の気持ちが明るく軽く温かくなりますように。

温もり安らぎのエネルギーで満たされますように。。。