子育てのプロ 学校の先生がおすすめする育児本 親子関係の改善 子育て しつけ 子どもにイライラする ダメ親な自分が嫌い そんなパパ ママへ
こんにちは。学校の先生です。
今日は私がおすすめする育児本を紹介します。
・子育てでイライラする
・反抗期の子どもにどう接してよいかわからない
・ついつい叱りすぎてしまう自分が嫌い
・理想の親になりたい
・子どもがかわいくない
・しつけかたがわからない
そんな悩みを抱える方におすすめの本です。
頭がよくなるとか、東大に合格できるような本ではありません。
私は未だに
良い大学に行ける=人生の成功者
という呪縛から逃れられていませんが
世の中はどんどん変わって
自分をポジティブに受け入れて、
自分を信じてやりたいことを追求する、
誰かの喜びのために生きる、
そんなことが可能になって
自分の夢が叶いやすいような世界になっている気がしますね。
これからの時代は
勉強ができることよりも
タフで、
自分を信じれて、
あきらめない、
誰からも愛される
そんな子供の方が人生を楽しめる気がしています。
そういう意味では、文科省の
新学習指導要領は時代に即したつくりになっているなーと思ったりします。
これからの学校は
生きていくために必要な基礎学力はしっかり押さえていこう、
そのうえで
いろいろな物事を結び付けて、柔軟に課題を解決する力を育むことが授業の中で多く取り入れることになりそうです。
私の勝手な新学習指導要領の解釈ですけど。
話がそれました。
ではいきます。
私のおすすめ本は2冊あります。
一冊目。
子どもへのまなざし
佐々木正美著
ジャジャーン!!
名著です。
佐々木先生の静謐な愛に包まれた、読むだけで気持ちが落ち着き前へ進める、そんな本です。
私がこの本と出会ったのは、10年以上前でした。
衝撃でした。
一つ一つの文章が名言で、付箋を貼りまくりました。
今日、ブログを書くにあたって久しぶりに本のページをめくりました。
久々に再び衝撃を受けました。
今の自分に対する佐々木先生からのメッセージです。
一部を抜粋します。
子どもが失敗したときが親の出番
子どもが小さいときは、まだ社会や世間のことがわからないのですから、親は子どもの失敗を受け止めてあげる必要があります。・・・私は、自分の子どものしでかす失敗や不始末というものにあまり悲しみや怒りを感じません。子どもをその失敗からどう立ち直らせるかということで、ここが親の出番だと、静かな意気込みを感じるのです。この子がたいした失敗もしないで育ってしまうよりは、はるかにいいのですから。なにもかもストレートにとんとん拍子にうまくいく必要なんてないのです。私は本当に、失敗が人格に厚みをますと思っていますから、求めてでも失敗というのはあってもいいと思うくらいです。育児のもっとも大切なところは、子どもが失敗したときに、そのときにこそ、親や家族がいちばん頼りになるのだというメッセージを、どう伝えることができるかということです。・・・
いやはや、私、忘れていました。
我が子が失敗した時についつい責めていました。。。
失敗こそ、大きな財産なんですね。でも、財産になるかならないかは、親のかかわり方次第なんですね。。。
といった具合に、たった2ページの中にかかれている文章のほんの一部の中にめちゃくちゃ深いことが書かれているのですね。
世の中の全てのパパママに読んでいただきたい名著です。
きっと、もっと私たちは
楽な気持ちで子どもを愛せますね。
日本が変わるでしょうね。。。
続きまして
2冊目。
子どもをのばす「9つの性格」
鈴木秀子著
この本は佐々木正美先生ほど心に深く訴える本ではありませんが、私の子育てにとても役に立っています。
エニアグラムは人を9つの性格に分けます。
そして本著は親と子それぞれを9つの性格に分類し、親の気を付けるべきこと、子どもへのより良い接し方を教えてくれます。
この本のおかげで、私はいろいろな危機を回避できた経験があります。
私はエニアグラムでいうとタイプ1です。
完璧を好む性格です。物事を着実に丁寧に仕上げていきます(丁寧はないかも(^^ゞ)向上心と意思の強さを持ち、勤勉に誠実に物事に取り組みます。人当たりも良く、周囲の人と望ましい人間関係をつくることが得意です。また正義感が強いです。
このタイプのとらわれは怒りの回避と完璧への執着です。完璧主義ゆえに怒りを回避してしまいますが、ため込んだ怒りが爆発すると大変!!また自分に対して完璧を求めると同様に子どへも完璧を求めてしまいます。
そんな私は子どもへの事細かな過干渉を控える、もしくは物理的な距離をおく
こんなアドバイスがありました。
実際、私は抜けも多い天然ではありますが、完璧主義なところもあって、子どもへも完璧を求めてしまう傾向があります。この本に書かれていることで救いだったのが
物理的な距離をおく
という助言です。完璧主義な私は、完璧な母親であるべきと思って子どもの面倒は全て親が見るべき、と思っていました。
子どもに4歳のあるべき姿
5歳のあるべき姿を他の子どもと比べながら押し付けていたと思います。
未だ押し付けてはいますが、この本と出会ったおかげで
なるだけ細かいことは気にしないでいよう
距離をとって子育ては自分以外に任せよう
と思えるようになりました。
特に子育てを自分一人で背負わず、保育園の先生に任せたら一切気にしない、じいばあに積極的に子守をお願いすることができるようになりました。
それができていなかったら、
我が子にもっともっと窮屈な思いをさせていたと思います。
対して我が子のタイプはタイプ3です。
負けず嫌いで成功を求めます。優秀で良い子ちゃんです。負けず嫌いなあまり、負ける勝負は回避して苦手なことは避けます。
この本でタイプ3の子どもへの子育てアドバイスは
芸術的な活動を楽しむように仕向けること
自分の感情を意識させること
実績で子どもを判断せず、どんな状況であっても親は子どもを愛していると伝えること
そんなことが書かれています。
そのアドバイスに従って、なるだけたくさんの映画を一緒に見るようにしています。
常に我が子には「大好きだよ、大切だよ、愛しているよ」というメッセージを送るようにしています。
まだまだ小さい子どもなので、いまの関りが今後どう影響していくかはわかりませんが何かのトラブル可否になっている気がしています。
みなさんの性格に合った子育てのアドバイス
お子さんにあった子育てのコツ知りたくないですか?
知っているだけで子育てがずいぶん楽になると思います。
本著の優れている点は、
画一的に子育てはこうあるべき、という内容ではなく
自分のと子どもの性格を分析して子育ての仕方を助言してくれるところです。
我が子が小さいうちに出会えてよかったな、と思う本です。
以上が私が子育てでお勧めする本です。
仕事柄育児本もたくさん読みますが
大抵の本は書かれている内容が同じだったり
内容が薄っぺらいものだったりします。
これら2冊の本はそういう意味で
内容は濃いです。
濃いけれども繊細で
本当に私たち、ママ、パパが楽に生きてほしいという著者の心からの願い、気持ちを感じる本でもあります。
良かったら読んでみてくださいね。
それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました。
みなさんの心が明るく、軽く、熱く、元気になっていただけますように。
温もり、安らぎのイメージで満たされますように。