子育て専門家の頭の中

療育の専門家です。こどものこと、発達障害、知的障害、肢体不自由のこと、ときどきスピリチュアルについて日々の気づきを書きます。読んだ方のお役に少しでも立てたら幸いです。

不登校になる子どもの特徴  親の特徴 学校に行きたくない時の対処法 確実に学校に行きたくなる方法教えます 学校の先生の視点から

こんにちは。学校の先生です。

今日は学校を行き渋る子どもについて書きたいと思います。

 

毎年受け持つクラスには一定数、学校を行き渋る子どもがいます。

そんな子どもや親には特徴があります。

お子さんのことでお悩みの方がいらしましたらこちらの記事が何らかのお役に立てれば幸いです。

ただ、今回は表現がストレートです。心の中のあるポイントをねらってグサッとくるかもしれませんのであらかじめご了承ください。

 

不登校になりがちな子どもの定義

不登校になってしまう理由はいろいろあります。

ひどいいじめにあっているとか。

今回は、クラスの子どもに同じ負荷がかかっているけれど、我が子だけその負荷に耐えられず不登校になってしまう子どもについて書きたいと思います。

例えば授業について

少し難しい、担当の先生が少し厳しい、宿題が多いといった負の要素があったとします。そんなときに、大抵の子どもはその負荷に耐えます。耐性を持ちます。

大変だけど、なんとかがんばろう、となります。

今回対象とする子どもはそんなときに

一人だけ

もう無理、学校行きたくない、となってしまいます。

そんな子どもの特徴について書いていきたいと思います。

 

学校を行き渋る子どもの特徴

・親子関係は良好

・辛い出来事は環境や人のせいにする

・自分には無理、とよく言う

・ちょっと怖い先生が苦手

・学校で嫌なことがあると親に解決してもらおうとする

・家事等の手伝い等の経験が少ない

 

家庭ではどんな感じかというと

学校に行きたくないときには、

嫌なことがあった。〇〇先生に指名されるのが怖い。

友達とけんかした。学校に行きたくない。

と言って学校を休みます。

 

誤解を恐れずに言いますが

よく言えば繊細なお子さんですが

ストレートに言うと

根性なし

のお子さんです。

 

ええ。はっきり言うと

タフになれば学校に行けます。

 

学校を行き渋る子どもの親の特徴

・親子関係は良好です

・経済面では安定しており、生活面で困っていないことが多い

・お子さんをとても可愛がっている

・家の中では身の回りの世話をほとんどしている

・何か問題があったときは親が解決してあげるべきだと考えている

・子どもの頃不登校だった経験がある

やんわりと言っています。が、今からはっきり言います。

大きな特徴の一つとしていわゆる

モンスターペアレンツが多い

本当です。

 

よくよく考えてください。

学校へ相談をする親は一割だとします。

100人中、10人です。

10人の中に1,2人モンスターペアレンツはいます。

だいたい、こんなもんです。

 

このブログに来てくださった方、あなたも

100人中1,2人の中の一人になっている可能性はありますよ。

 

なぜならば

同じ状況下で他の子どもは登校している。

我が子だけ行けない。

学校は厳しすぎるからもう少し緩めてほしい。

 

って、ちょっと変ですから!

あなたのお子さんだけ、優しく指導してほしいって、特別扱いじゃないですか。

自分のお子さんにフォーカスしてしまって、全体のバランスを見ていない。

うちの子は悪くない、学校が悪い

うちの子がかわいそう

そう思っていますよね。

そんな、お父さん、お母さん、大事なことが抜けています。

 

学校を行き渋る子どもの親に欠けている視点

それは、2つあります。

1つは

我が子の力を信じていない

これです。

 

うちの子はダメ、耐えられない、できないって決めつけていませんか。

お子さんの力を信じていないから

親として代わりに問題を解決しようとしているんですよね。

 

親の気持ちを子どもはよく知っていますよ。

 

親が子どもをできないと思っている

子どもからすれば

親に自分はできないと思われている

自分はできない、と思う

自分にはできないから親に助けてもらおう

 

こんな負のループが出来あがります。

 

親が子どもをできないと思っている

子どもはできないから、まわりが変わらないといけない

学校が対応を変えてください

となります。

 

お父さん、お母さんが我が子の力を信じない限り問題はいつも勃発して、高校を卒業するまで親が子どもの問題解決に当たったりしています。

 

大きな変化を望むなら

まず我が子の力を信じましょう。

そうしないと永遠に無理です。

 

もう一つの欠けている視点。それは

学校は嫌なことを経験する場であり、子どもの成長には嫌な経験が不可欠

という視点です。

 

学校は楽しい場所である、と思っていませんか。

違います。

楽しくもあり、嫌な場所でもあります。

楽しい経験だけだと成長しないからです。

嫌な経験を乗り越えないと、人は成長できないんです。

だから、学校は

楽しい経験と

嫌な経験を両方用意しています。

しかも

人とかかわって得られる楽しさ

人とかかわって経験する苦しみ

これを重点的に経験できるようにしています。

 

私は子ども達に常々言っています。

 

みんなは良いことが沢山あれば良いと思っているでしょう?

先生は逆なんだよ。

テストの結果、友達関係、嫌なことがいっぱいみんなにふりかかれ、と思っているんだよ。

良いことが起きても、人間は成長しないけど

嫌なことを乗り越えると人は成長できるから。

先生はみんなに嫌なことがあればあるほどうれしいんです。

たくさん嫌な思いをして成長してください。

 

お父さん、お母さん。

お子さんに起きる嫌な出来事を、そのまま嫌な出来事としてとらえないでください。

我が子が成長できるチャンスだととらえて歓迎してください。

そしてお子さんが乗り越えられると信じて、支えてください。

決して目の前の壁を取り払わないでください。

 

子どもが不登校にならないために

先ほども書きましたが、不登校になる子どもはナイーブでメンタルが弱いです。

タフになれば学校に来れます。

 

学校に毎日来る子どもはどんな子どもかというと

家が快適過ぎない子どもです。

放任主義の親の子どもは不登校になりにくいです。

 

お子さんが不登校になったときに

どうすればよいかというと

すっごく極端な表現になりますが

学校よりつらいことを用意すれば学校に行くようになりますよ♪

 

何かというと

筋トレとランニングです。

 

実は不登校になりやすい子って

部活の筋トレが嫌いで手を抜きがちなんです。

筋トレって筋肉を傷めつけます。

つらいです。

つらい経験を筋トレでくりかえし重ねると

実は精神的にもタフになるんです。

 

良いですか。

学校に行きたくなくてお子さんを休ませるなら

部屋にこもって楽しいことなんてさせないでください。

地獄のような筋トレとランニングをさせてください。

絶対ですよ。

できたら、一緒に筋トレとランニングをして自分も鍛えましょう。

アホな話に聞こえますが、ちょっと私を信じて実践してみてください。

 

これができたら不登校は少なくなりますよ。

これができないお父さん、お母さん、本気で問題を解決したいと思ってませんよね。

我が子の問題を親が解決することで自分の存在意義を確かめてなんていませんよね。

本気でどうにかしたいと思うなら、藁にでもすがる気持ちがあるはず。

ないならば、もう少し、自分の気持ちと向き合いましょうかね。。。

 

まとめ

他の子どもは耐えているけれど、我が子には耐えられない理由で不登校になる場合

・子どもの力を信じる

・嫌な出来事を歓迎する

・学校を休んだ時は地獄のようなランニングと筋トレをする

 

自分でいうのもなんですけど

他のブログとは一線を画した今回の記事って面白いですね。

新しい発見があったらうれしいです。

 

では、みなさんの心が明るく、軽く、熱く、元気になりますように。

温もり、安らぎのエネルギーで満たされますように。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。