子育て専門家の頭の中

療育の専門家です。こどものこと、発達障害、知的障害、肢体不自由のこと、ときどきスピリチュアルについて日々の気づきを書きます。読んだ方のお役に少しでも立てたら幸いです。

共感覚 私の場合 心が色で見える 場の空気を色で感じる 数字の色 小説 名前など

こんにちは。ブログへのご訪問ありがとうございます。

 

今日はTwitterのプロフィールを書きかえました。

そこで「共感覚」というワードを入れました。

あまり知られていない言葉だと思いますので

今日は私が持っている感覚、

共感覚について書きたいと思います。

 

私は、物心ついてからずっと、

他の人にいくら言っても理解してもらえない領域の話がありました。

 

7は色で言うと黄緑だよねー、とか

江國香織のあの小説はバターと砂糖の香りがする、とか

あの子の名前は「由香」だけど、性格と顔立ちからすると「マイ」だよ、とかです。

 

なんで、わかってもらえないのかな、と思っていました。

そのうち、

誰もわかってくれない、

とあきらめの気持ちになって

あまり人に話さなくなりました。

 

去年の10月、とあるセミナーで

そのような感覚を「共感覚」と呼ぶことを知りました。

 

共感覚とは

 

有名な作曲家モーツァルト

音を光で見ていたそうです。

1つの刺激を通常の感覚だでけでなく、

異なる感覚も自動的に生じる知覚現象をいうそうです。

 

初めて「共感覚」という言葉を聞いて

うっわー、と思いました。

 

私だけじゃないんだ、

やっぱりこの感覚は、あるよね。

というような、

今までの孤独感が一掃されて

すっきり、

ちょっとハッピーになりました。

 

共感覚ですが、人によって感覚は違うし

正解、不正解はありません。

私は7を黄緑ととらえますが、人によっては青かもしれないし紫かもしれません。

 

せっかくですから

私と同じように孤独を感じている

共感覚者のために私の感覚を書きます。

興味のある方も良かったら続きを読んで いただけたらと思います。

 

数字は色と性格があります。

 

黒 リーダー的存在、1の言うことは整合性がなくてもなぜか周りは納得してしまう。

ピンク 博愛の精神の持ち主 分け隔てなくやさしい(最少公約数NO1ですから!)

黄色 明るく、優しい。誰とでも仲良くできる。

緑 冷静さとやさしさを持ち合わせている。

赤 積極的でアグレッシブ。リーダー的存在になれるが独断的。

水色 人当たりは良いけれど、本当のところ、何を考えているかわからない時がある。

黄緑 楽天的でお調子者

オレンジ 2に次ぐ優しい気持ちの持ち主。優しいというより甘いという時もある。

紫 よく言えば高貴、悪く言えば高慢。好き嫌いがはっきりしている。逆もまたしかりで彼のことも好きな人と嫌いな人に分かれる。

 

どうしても割り切れる偶数に

私は良い印象を持っています。

36はで、

仮面ライダーWでいう

ルナトリガーですね。

私が好きな数字はです。

 

数字はこんな感じです。

 

小説や音楽は味覚で感じる気もします。

 

50音で言うと「さ行」は優しさのかたまりで

「か行」はきつめの人たちです。

母音はUが優しい。

ということでいちばんやさしい平仮名は

「す」です。

 

最近出てきた感覚

最近は場の空気や人の心を色で感じるようになりました。

最初に感じたのは、ある年の1学期最後のホームルームの時間です。

 

クラスの全員がより仲良くなって、自己肯定感を高めてほしいな、と思って

クラスの一人一人がお互いにメッセージをカードに書いて読み上げる、という活動をしました。

 

最初は照れながらメッセージを読み上げたり、

メッセージを受け取ったりしていましたが、

だんだん

一人一人が笑顔になって

キラキラしてきて

結局、みんなが、みんなのこと大好きなんだね、という

温かい気持ちで教室が満たされた時、

 

胸のあたりが温かくなって、

なんか、この教室、

オレンジ色とピンクでキラキラしてあったかい、

と感じました。

それ以来、場の空気を色で感じるようになりました。

 

ちなみに、このお互いにメッセージを送る、という活動を

生徒たちはたいそう気に入り、

学期の終わりや、

ちょっと前に進む勇気が欲しいときなど

節目、節目に

「先生、あれやりたいです」と言うようになりました。

多分、あの空気感をもう一度味わいたくてリクエストしてくるのだと思います。

それくらい、特別に素敵な時間でした。

 

また、人の心も色でとらえるようになりました。

 

人の心の色

元気のない人は曇天の曇った空気をまとっています。

本当に曇り空のようにグレーで重い質感です。

 

人の心を色で感じるようになったのは

元気のない友人と休日に会った時でしょうか。

仕事での嫌な出来事やつらい思いを聞きました。

私は、人の話を真剣に聞くと

真剣になればなるほど

話し相手と同じ気持ちになってしまう体質で

どーーんとつらい、傷ついた気持ちになってしまいました。

そんな話を聞きながら、

どうにか元気になってほしいな

私にうつったこの気持ちをどうにかしたいな、と思いながら

暗い話の中から明るい部分を少しずつ拾っていきました。

 

ふとした瞬間、

私のある言葉に反応して

友人の顔に赤みがさして

それ以降笑顔が少しずつ増えてきました。

 

 最後に別れるころには、

表情が柔らかくなっていました。

 

その時に、ピンク色を感じたのです。

曇り空の雲が消えて心の色がピンク色になったのです。

 

あぁ、良かった。

これで友達は大丈夫。

と思いました。

 

安心して友達と別れて、

帰りの道中、

友達の心の変化が色で見えたな、

と思いました。

 

ピンク、薄い灰色、透明、曇天、まっ茶色、黒に近い茶色。。。

と心の色があります。

まっ茶色は、ちょっと治療が必要なくらい、精神的に壊れるギリギリの人の心の色でした。

 

ちょっとした悩みを抱えて暗い色になったくらいなら

すぐ色は変化しますが

元々の心の色が暗い色だと

明るい色になるのに時間がかかります。

 

少しずつ、自分を肯定したり

過去と向き合ったり

一日一回笑顔になるとか

誰かからの愛情を感じるとか

ちょっとした良い出来事を

積み重ねてようやく色に変化が起きます。

経験上、

半年から1年くらいで

明るい色になります。

 

子どものおかげ

 

仕事で本気で子どもとかかわるとき、

私は全身全霊で相手を感じようとします。

相手の一挙手一投足を見逃さないくらい真剣に

嘴平伊之助の

全集中

獣の呼吸

空間識覚

を発動させる感じで

五感をフルに使って感じようとします。

 

子どもとの時間は一期一会で

武士の決闘に似ています。

一瞬一瞬の動きや気持ちを大切にしながらかかわるので

そんな仕事を続けているうちに

この心の色感覚は生まれたのかな、

と思います。

 

真剣に子どもと向き合う時間は

好きです。

 

こんな文を書いてしまうと

なんだか、特別な人と思われてしまいますが

 

私には良いところも

悪いところもある。

できるところも

できないところもある。

 

子どもとのかかわりにおいては

センスが大切で、

本当にセンスのある人は

子どものキラッとした

魂の輝きのようなものを

一瞬で引き出して

かっさらっていきます。

本当にすごいです。

 

こんなに真剣に人とかかわれるのは

発達障害のお子さんと対峙しているからこそで

子どもの成長の瞬間に立ち会えるのは

この職業の特権であり

ありがたいと思います。

 

今日は私の共感覚について書きました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

みなさまの心が

粒子の細かいピンクやオレンジ色の光で

輝きを放ちますように。