子育て専門家の頭の中

療育の専門家です。こどものこと、発達障害、知的障害、肢体不自由のこと、ときどきスピリチュアルについて日々の気づきを書きます。読んだ方のお役に少しでも立てたら幸いです。

校長室に行きました。

こんにちは。学校の先生です。

今日は三月の末に近い月曜日です。

 

桜が咲いています。

新しい季節を新鮮な気持ちで迎えている方が多いことと思います。

 

卒業して入学を迎える子

卒業して入学を迎える少年と少女

卒業して社会人になる元高校生

卒業して入学式のスーツを買った元高校生

卒業して予備校の手続きを進める親御さん

先輩のいない体育館で少しだけ、

のびのびとボールを打つ中学生、高校生

赤ちゃん

不安なお母さん、

期待しているお母さん、

しあわせなお母さん

不安なお父さん

期待しているお父さん、

忙しいお父さん

変わらず眠い会社員

恋をしている大学生。

 

なんてたくさんの人が桜の下を歩いているんでしょうね。

 

学校の先生は

忙しい。

人事異動が発表されて

職員室は

別の学校へ移動する先生が机の上や引き出しの中を空にするのに忙しい。

いろんなことを思いながら、机の上を整理しています。

数年分の埃。

 

私は胸が詰まります。

 

もっと一緒に仕事がしたかったな、

良い人が行ってしまう。寂しい、

ありがとうございました。

お世話になりました。

 

何も手伝えないから、

そんな気持ちで同じ空間にいて

私は私の1年間の仕事のまとめをしています。

 

校長室に行きました。

校長先生が異動されるから

あいさつに行きました。

 

昔は、校長室は遠い存在で、ないものと一緒でした。

校長先生も遠い存在で、いてもいなくても変わらない存在でした。

 

でもいつの間にか

私は人として成長し、

校長先生を人として見るようになりました。

校長先生の人となりを感じるようになりました。

良い校長先生、悪い校長先生、

評判の良い校長先生、嫌われている校長先生

いろいろいるみたいです。

 

でも私に対しては

 

どんな校長先生も

結婚して子供が生まれてからは

気を配ってくれる人、

離婚してからは

心配してくれる人になりました。

 

どんな先生に対しても同じ気持ちでいてくださっていると思います。

 

 

今年の最後に、校長先生に

 

子どもにとっての親はあなただけだから、

何よりも家庭を大事にしなさい、

 

と言われました。

 

担任せずに、楽な仕事につきなさいってこと。

 

がっかりしたけれど

それよりも私を見る校長先生の目が

真剣で

言葉がでなかった。

 

「子どもを守れ。息子を守れ」

目が言っていた。

 

今日は、そんなことやいろんなことの

お礼がしたくて

校長室に行った。

 

「いろいろとありがとうございました」

と言ってきました。

 

私のいろいろな気持ち、伝わったかな。

 

校長先生、本当にありがとうございました。

 

ゴマも擦れないし、

目立った活躍もできないので

一生平の先生で終わる予定ですが

私は

いつも最後に

校長室にあいさつに行きます。

 

やっぱり感謝の気持ちは伝えなきゃ、

って思う。

 

 

節目節目で

それとなく校長先生から

助けの手を差し伸べられている。

校長先生って神様なのかしら?

なんてふと思いました。

 

出会った全ての校長先生に感謝しています。

 

桜の下を歩くすべての人の心に

光が差して、温かくなって

希望をもって明日を生きられますように。

 

誰かの幸せのために

歩めますように。

 

新しい生活があと数日で始まる方、

お互いがんばりましょうね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。